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2009年3月14日 (土)

チュービング

1
*スノーチュービングレーン。


ミネソタには“Snow Tubing(スノーチュービング)”と呼ばれるウィンタースポーツがある。
山がないので、スキーやスノーボードには向いていない地形だという理由もあると思う。
一応、スキーもスノーボードもできるスキー場はあるけれど、
日本で滑り慣れているひとには、滑りたいという気にさえならないと思う。
チュービングとは、読んで字のごとくタイヤのチューブでできたソリに乗って、
区分けされた雪の傾斜をひと息に滑り降りるという、至ってシンプルなアクティビティ。
最初に誘われた時には、ソリなんて子供の遊びでしょ、と生意気にも思っていた。
しかし“こちらでしかできないことはすべてやっていく”のルールに則って、
ここでやらなきゃ一生やらないだろうと思い、出かけてみることにした。


5
*複数人でジョイントして滑ると、一層スピードアップする。


チュービング場に到着すると、犬を散歩をさせているかのように、
長いヒモで繋がれたチューブを引きずる大人や子供が至る所に溢れている。
そして、眼前に広がるチュービングレーンを前にすると、
幼少期に雪が降った日の興奮を思い出し、居ても立っても居られぬ衝動に駆られる。
早速、マイチューブを手に入れ、いざ出陣!
チューブはドーナツ型をしていて、真ん中の穴の部分にお尻をすっぽりと入れて滑るのが基本。
上級者になるとヘッドスライダーのまま滑ったりする。
まずは単体で滑ってみる。一見なだらかに見える傾斜は滑ってみると意外に急で、
丸いチューブはくるくると思わぬ方向に回転し、後ろ向きのまま滑り落ちて行ったりもする。
簡単に言うと、カリブの海賊で船が落下するところとコーヒーカップが合体したような感じ。
「おもしろいっ!!!」


2
*ジョインとの仕方は実にアナログ。相手のチューブに自分のヒモを通して持つだけ。


複数人で繋がるとスピードが加速するので、ひとりの時とはまた違う面白さ。
しつこいほどに至ってシンプルな仕組みにも関わらず、一度滑ったら病みつきになる。


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*滑り終わったら、ベルトコンベアー状のエスカレーターでチューブごと登る。


滑り終わったあとに坂の上まで登る手法もまた、ぷぷっと笑えておもしろい。
空港などにある動く歩道の傾斜版。ヒモでチューブを引きながらベルトコンベアーに乗る。
この画がまた実に面白く、工場で生産される商品になったような気持ちになる。
画期的なアイディアのようで、ちょっとアナログな感じが、またいい。


私たちが行ったところは、Three Rivers Park District の Elm Creek Park Reserve というところ。
2時間で$12と、お値段もリーズナブルで、
この2時間という時間制限は、疲労のピークと飽きる少し手前という絶妙なポイント。
飽きるまでやってしまうと次回は来ないし、「あともう少しだけ…」っていうところが上手い。


大人も子供も本気で遊べるうえに、値段も手頃だし、
道具も身体ひとつでいいから、日本にもあったら流行るよね、と話していたが、
車で30分程度で来れるからいいものの、日本みたいに何時間もかけて
わざわざチュービングをしには行かないかも…というのも納得できる。
泊まりがけなら、そのうちの数時間がチュービングでも充分に楽しめる。


日本にはまだないのだと思っていたら、
日本語の スノーチュービング のサイトがあったので、
ご興味がおありの方はぜひ。
こちらのサイトによると、日本でも導入しているスキー場は少しずつ増えているとか。
流行ると思うんだけどなぁ、日本でも。


3
*チュービングを終えると、ふと足を止めたくなるような夕焼け。


4
*夕焼けのあとに見つけた月。夜が更けるほんの少し前の空と月の共演。


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